発行日 2004年8月1日
Published Date 2004/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005037772
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前十字靱帯(ACL)損傷に対し,内側ハムストリング筋腱である半腱様筋腱,薄筋腱を用いた鏡視下ACL再建術を行っている.2001年4月よりスポーツ復帰を術後8ヵ月で許可するリハビリテーションプログラムを作成,実施した.その短期成績,問題点と対策について報告した.外傷後に膝回旋不安定性を認めた19例19膝を対象とした.JOAスコアは改善し,明らかな不安定性の増加はなかった.術前と同等またはそれ以上のレベルにスポーツ復帰できたのは58.8%であった.復帰できなかった原因は,再受傷に対する不安のためが1例,再断裂によるものは1例で,5例は卒業・就職などの環境の変化によるものであった
©Nankodo Co., Ltd., 2004