発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004155473
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14歳女.35人36脚のほぼ真ん中に位置して走っていたとき転倒し受傷した.全身麻酔下に徒手整復を行った.垂直方向に牽引するだけでは整復できず,股関節を外転・外旋位から,臼蓋前縁を支点として大腿骨頭が回転するように内転・内旋することにより整復できた.整復後は介達牽引ベッド上安静を3週間行った.術後3年の現在,疼痛や可動域制限はなく,良好に経過している.受傷機転として,転倒したとき列の端の選手たちが転倒に気づかず,そのまま走ってしまったため患児の右足が比較的大きな外力で前外側方向に牽引されたことが考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2004