発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004155472
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根治手術をするほどではない有痛性の軽症陥入爪に対し,一般の工具を用いた爪形成処置を行い良好な成績が得られているので紹介した.使用する工具は,ミニルーターと呼ばれる回転式のドリルで,先端に1~3mm径のダイヤモンドビットを附属している.ダイヤモンドチップを用いるため軟部組織を痛めることなく爪甲のみが削除されるので,硬組織を完全に除去できる.爪縁遠位の部分切除でも除痛を達成できるが,爪母まで切除すれば除痛効果が持続し,正常な爪の成長も期待できる
©Nankodo Co., Ltd., 2004