発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004144833
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脛骨プラトー骨折に対しリン酸カルシウム骨セメントを用いて治療した14例について検討した.術式は傍膝蓋外側進入にて半月板を反転し,関節面を展開後打ち上げ整復を行った.術後は膝装具固定を併用して早期からROM訓練を開始し,4週から部分荷重歩行を行い,Hohl&Luckの判定基準を用い100~91を優,90~81を良,80~71を可,70以下を不可とし評価した.平均点は86.6点で,split depressionとcentral depression typeは優8例,良2例,不可1例でComminuted typeは良1例,可1例,不可1例であった.併用した自家骨移植の有無での膝の外反変化や最陥凹に明らかな差は認めず,関節内へバイオペックスが流出した症例はなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2003