発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005275574
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2000~2002年に脛骨プラトー骨折に対して鏡視下整復固定を試みた8例のうち可能であった6例と,直視下整復固定を行った15例の成績を群間比較した.また,鏡視下固定が不可能で直視下固定に移行した2例の移行理由について検討した.鏡視下群は手術時間が若干長かったが,整復位は直視下群とほぼ同等で,解剖学的・機能的評価,膝関節可動域にも大差は認めなかった.直視下固定に移行した2例はいずれも術前CTで前外側部に陥没を認め,鏡視下では陥没が外側半月板前節の直下にあり視野が不十分なため直視下固定に変更せざるをえなかった.このことから,陥没・転位部位が外側半月板前節直下にある場合には初めから直視下固定を選択すべきであると考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2005