発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004144830
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約4ヵ月間の保存的治療により症状の軽快が得られない頸部神経根症の症例11例(男7例,平均52歳)に対しmicrosurgical anterior foraminotomyを行った.隣接上位椎間で中心性の脊髄圧迫が認められたため2例には前方固定術を同時に行った.術後観察期間は平均2年4ヵ月であった.手術時間は平均2時間22分,出血量は平均53mlであった.頸部神経根症治療判定基準では術前平均6.0点から術後平均15.9点に改善し,とくにヘルニア群の改善率がよい傾向にあった.合併症はとくになかった
©Nankodo Co., Ltd., 2003