発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004144831
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橈骨頭の前方脱臼と尺骨の前方凸変形を認めた8例(男5例,手術時平均8.4歳)に橈骨頭の観血的整復と尺骨の骨切り術を行い検討した.術後成績(阿部の評価基準を用いた)は,総合評価で優4例,良2例,可1例で,1例が術後, 橈骨頭の再脱臼をきたした.術前のX線によるMaximum ulnar bowの大きさは術後成績との関係は認められなかった.骨切り位置が遠位であるほど術後成績が良好で,肘外偏角の変化は小さかった.また,受傷から手術までの期間が短い方が術後成績は良好であった
©Nankodo Co., Ltd., 2003