発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004099297
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6歳男.外傷後の骨端線部分早期閉鎖に対して,骨性架橋切除および骨ろう充填を行なった症例について報告した.右足関節部の内反,前方凸変形を主訴とし,自動車に右足部をひかれ受傷した.右脛腓骨遠位骨端線損傷と診断され,骨接合術と皮膚移植術が施行されたが,術後2ヵ月頃から足関節部の内反,前方凸変形が出現してきた脛骨遠位骨端損傷はSalter-Harris分類III型と考えられたが,内側は粉砕ぎみであった.受傷後11ヵ月後に骨性架橋切除および骨ろう充填術を施行した.術後,再架橋形成を認めず,右足関節の可動域制限,脚長差はなく経過は良好である
©Nankodo Co., Ltd., 2003