発行日 2002年7月1日
Published Date 2002/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002245015
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16歳女児.自転車に乗っていて乗用車と接触して受傷した.右手関節痛のため受診した.画像所見から陳旧性の剥離骨折と判断した.徒手整復は困難と考え,受傷翌日,伝達麻酔下に手術を施行した.術直後のX線像で整復位は良好である.術後4週でギプスを除去し,抜釘して,可動域訓練を開始した.術後1年で可動域制限,疼痛なく,部活動である弓道のスポーツに復帰している.術後1年のX線像では,健側の骨端線は僅かに認めるが,患側の骨端線は閉鎖している.骨癒合は良好で関節面の変形性変化は認めない.尺骨茎状突起は癒合している
©Nankodo Co., Ltd., 2002