発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004057097
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頸椎部の腫瘍摘出後の脊柱再建に際し,使用インストゥルメント,合併症,固定後の脊椎アライメントなどについて検討を行った.11例を対象にし,脊髄腫瘍6例,脊椎腫瘍3例であった.手術時間は平均366分,出血量は平均194mlであった.JOAスコアでは術前平均13点が術後14.6点,最終調査時16.2点と有意に改善を認めた.骨癒合は8例中6例に確認され,合併症については外側塊スクリューの1本が横突起孔に突出した症例以外,インストゥルメンテーションに起因する合併症は見られなかった.固定椎塊前彎角は明らかな矯正損失は認められず,上下隣接間可動角は術前より安定化し維持されていた
©Nankodo Co., Ltd., 2003