特集 運動器疼痛update
運動器に発生する腫瘍性疾患の疼痛
川崎 元敬
1
,
泉 仁
,
池内 昌彦
1高知大学 医学部整形外科学
キーワード:
X線診断
,
血管腫
,
骨腫瘍
,
骨肉腫
,
神経鞘腫
,
超音波診断
,
脊髄腫瘍
,
疼痛
,
軟骨芽細胞腫
,
軟部組織腫瘍
,
類骨骨腫
,
拡散MRI
Keyword:
Bone Neoplasms
,
Chondroblastoma
,
Hemangioma
,
Osteoma, Osteoid
,
Neurilemmoma
,
Pain
,
Spinal Cord Neoplasms
,
Osteosarcoma
,
Soft Tissue Neoplasms
,
Radiography
,
Ultrasonography
,
Diffusion Magnetic Resonance Imaging
pp.653-660
発行日 2018年6月19日
Published Date 2018/6/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018282188
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腫瘍性疾患が疑われた患者のうち、約半数が痛みを伴い、約81%の患者において、痛みが病院へ受診するきっかけとなっていた。骨の悪性腫瘍(原発性悪性骨腫瘍、転移性骨腫瘍)や脊髄腫瘍では痛みを伴う例が多かったが、良性骨腫瘍や軟部腫瘍(良性・悪性)では痛みを伴う例は半数以下であった。当科に受診するまでの期間としては、良性軟部腫瘍が最も長く、痛みが強い脊髄腫瘍や悪性骨腫瘍においても長期間を有する傾向があった。
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