発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003165683
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
胸髄症に対して手術した胸椎OLF 34例を対象に,術前に把握可能であった因子と硬膜癒着との関連を検討した.その結果,胸椎OLF手術例の硬膜癒着は年齢,性別,病悩期間とは関係なかったが,術前JOAスコアが低い症例,骨化が大きい症例,胸椎以外に症状を起こし得る圧迫病変がない症例に高頻度に認められた.頸椎や腰椎にも病変を有して胸椎OLF単独症状と断定できない症例では,胸椎OLFの硬膜が癒着している可能性は低くなると考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2003