発行日 2004年4月25日
Published Date 2004/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2004208732
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コンピュータナビゲーションシステムを用いて摘出術を施行した胸椎黄色靱帯骨化症(T-OYL)または胸椎後縦靱帯骨化症(T-OPLL)症例11例を対象に,胸椎脊柱靱帯骨化症に対するナビゲーションシステムの有用性を検討した.全ての症例で,各椎弓の椎弓根尾側から同じ椎弓の尾側端にT-OYLの局在を認めた.術中,術野椎骨と画像の誤差は,T-OYL摘出術では平均0.6mm,T-OPLL前方摘出では0.7mmであった.術後成績は著効3例,有効8例で,靱帯骨化巣の取り残しなく,T-OYL摘出例では,椎間関節の平均51%が温存できているのが確認できた
©Nankodo Co., Ltd., 2004