発行日 2002年12月1日
Published Date 2002/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003111210
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
9歳女児.発熱と左足部痛を主訴とした.本症では明らかな誘因はなく,血液培養は細菌検出率が38%と低く,これは病巣が不明のまま早期に抗生物質投与が行われたことが原因と考えられた.本例の起因菌は黄色ブドウ球菌であった.早期から骨シンチグラムにより集積像を認めており,早期診断に有用であった.CTは周囲筋組織の腫脹,膿瘍の局在診断に有用であり,MRIは炎症に対する浮腫性変化を早期に捉えることが可能である
©Nankodo Co., Ltd., 2002