発行日 2002年10月1日
Published Date 2002/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003072481
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術中所見で明らかなヘルニアを認めなかった膨隆椎間板が主因の椎間孔内・外神経根障害の手術的治療例10例の病態と術式について検討した.この病態はcombined typeに分類されるべきであり,前後型圧迫障害では椎弓根内下縁がcounterpartとなる場合が多かった.手術方法は,椎間板操作のみでの確実な序圧は困難であり,また,術後椎間高減少・椎間孔最狭窄の原因となる可能性も考えられ,椎間板切除を行わずにcounterpartを十分に切除することが重要と思われた
©Nankodo Co., Ltd., 2002