発行日 2002年8月1日
Published Date 2002/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003025908
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55歳男.主訴は右手関節尺側部痛である.ゴルフ後疼痛が出現した.初診時月状三角骨間より手根中央関節へ造影剤の漏出を認め,月状三角骨靱帯損傷と診断し,手関節鏡を施行した.その結果,靱帯断裂を認め,尺骨頭背側には滑膜が増生し充血していた.鏡視下に,滑膜切除と靱帯の部分切除を施行すると,月状骨窩の尺掌側に遊離体が出現した.鏡視下で遊離体を摘出した.病理組織所見から滑膜由来と考えられた.術後4週で手関節痛が消失した
©Nankodo Co., Ltd., 2002