発行日 2002年7月1日
Published Date 2002/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002249734
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頸椎症性脊髄症(CSM)に対して片開き式脊柱管拡大術を行い,術後1年以上経過し,直接検診が可能であった50例を対象とし,JOAスコアには含まれないこの局所症状を点数化し,その程度と術後の頸椎蛮曲,可動域減少,後頸部筋萎縮との関連について調査した.局所症状スコア10点以上と局所症状スコア9点以下の年齢,術後経過観察期間,JOAスコア改善率,術後頸椎彎曲指数,ROM比には有意差を認めなかったが,後頸部筋萎縮率には有意差を認めた.術後局所症状には後頸部筋の萎縮が関与していることが示唆された
©Nankodo Co., Ltd., 2002