発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006105257
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尺骨遠位骨端線離開5例(11~18歳)に尺骨背側アプローチによる観血的整復術を行った.Salter-Harris分類ではtype 2が3例,type 3が2例であった.全例に透視下で徒手整復を試みたが,軟部組織の介在により不可能であった.徒手整復障害因子は伸筋支帯が3例,伸筋支帯と関節包が1例,尺側手根伸筋が1例であった.術後(平均経過観察期間:10ヵ月),尺骨遠位骨端線早期閉鎖1例,軽度疼痛1例,前腕の軽度回旋制限2例を認めたが,いずれも日常生活に問題はなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2006