臨床室
強直性脊椎骨増殖症に合併し短期間に再発を繰り返した腰椎椎間板ヘルニアの1例
井上 大典
1
,
岩田 栄一朗
,
小泉 宗久
,
重松 英樹
,
竹嶋 俊近
,
田中 康仁
1宇陀市立病院 整形外科
キーワード:
X線診断
,
再発
,
MRI
,
脊椎固定術
,
椎間板ヘルニア
,
腰椎
,
骨化過剰症-広汎性特発性
,
椎間板切除
Keyword:
Hyperostosis, Diffuse Idiopathic Skeletal
,
Intervertebral Disc Displacement
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Lumbar Vertebrae
,
Radiography
,
Spinal Fusion
,
Recurrence
,
Diskectomy
pp.526-529
発行日 2017年6月1日
Published Date 2017/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2017277052
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58歳男。腰椎椎間板ヘルニア(LDH)の初発時と再発時には明らかな椎間不安定性を認めなかったため、手術は初発時・再発時とも髄核摘出術のみを行い、固定術は併施しなかった。再々発時にも椎間不安定性は認めなかったが椎体間固定術を施行し、以後再発は認めていない。LDH再発を繰り返した原因として、強直を免れたL4/L5高位に動的ストレスが集中する状態にあったことが考えられた。
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