発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002228452
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生後3週・9週・12週・24週の雄雌ラット40匹の腰椎椎間板を用い,硬度を測定し,年齢・性による硬度の相違を検討した.椎間板は加齢とともに硬度を増すこと,生後12,24週では雄雌間の硬度に有意差があり,雌の椎間板は雄より軟らかいことがわかった.ラットの結果を,ヒトに当てはめることはできないが,ヒトでも女性の椎間板が男性より軟らかいと推測され,その力学的特性が,腰椎退行変性の過程において性差を生じさせている可能性が示唆された
©Nankodo Co., Ltd., 2002