発行日 2001年11月1日
Published Date 2001/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002079112
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硬膜外膿瘍8例(男7例,女1例,平均年齢は66.9歳)を対象に,その臨床像と治療成績について検討した.罹患部位は胸腰椎1例と腰椎7例で,MRIで同定された硬膜外腔の病巣が1ヵ所に限局した4例を限局型とし,2ヵ所以上にみられた4例を多発型に分類した.さらに臨床症状はじめMRI所見や治療方法,転帰を,限局型と多発型の両群間で比較したが,その結果,限局型と多発型ではその病態が異なっており,Heusnerの病期とMRI所見に基づく病型が,本疾患の治療方針を決定する上で重要であると考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2001