発行日 2001年2月1日
Published Date 2001/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001155205
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
症例は56歳男性で頸部痛,軽度の腰痛を主訴とした.次第に疼痛が増悪し微熱も出現したため近医の内科を受診し消炎鎮痛剤を処方された.頸部激痛,腰背部痛,37℃台の発熱,発疹,関節痛が出現したため入院した.頸椎単純X線ではC5は前下部が破壊され,C5/C6が強度に狭小化し,後彎変形を呈していた.頸部MRIではC5,C6はT1強調画像で低信号,T2強調画像で等信号を,C5/C6はT1強調画像で椎体との境界が不鮮明で,T2強調画像で高信号を呈していた.頸髄化膿性椎体炎と診断し,抗生物質投与と頸椎カラーの装着を行った
©Nankodo Co., Ltd., 2001