発行日 2001年7月1日
Published Date 2001/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001246653
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1998年8月~2000年7月迄に末節骨伸筋腱付着部の剥離骨折を伴う槌指手術法として鋼線連結法を施行した15例(男,15~56歳)16指を対象とした.全例スポーツ外傷で,ソフトボールやラグビー等の球技での突き指が多かった.受傷から手術迄の期間は1~53日,術後経過観察期間は41~190日であった.骨性槌指の治療として,著者等の行っている鋼線連結法は骨片に持続的に圧迫力をかけることができる利点があり,術後成績もよく有用な方法であった.本法は受傷後30日以上経過した陳旧例に対しても有効であると考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2001