発行日 2001年2月1日
Published Date 2001/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001155061
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症例は46歳女性で胸壁以下のしびれを主訴とした.単純X線正面像でTh4の左側椎弓根にscallopingを認めた.MRIではTh4に血管腫,同高位からTh4~Th5の椎間孔にかけて砂時計状に拡大した腫瘍がみられ,T1強調画像で低~等信号,T2強調画像で高信号,Gd-DTPA造影像で均一にエンハンスされる輝度変化を示した.Eden3型の砂時計型神経鞘腫を疑い手術を施行した.病理組織所見より不整な海綿状の血管間隙を認め海綿状血管腫と診断した
©Nankodo Co., Ltd., 2001