発行日 2001年2月1日
Published Date 2001/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001142881
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症例は76歳女性で右膝関節痛を主訴とした.右膝に痛みがあり変形性膝関節症(OA)の診断で保存的治療を行ったが,痛みが増強し歩行困難となったため人工膝関節全置換術(TKA)を施行した.術後6週目に誘因なく膝伸筋筋力低下が生じ20°の自動伸展不全を認めた.X線像上Insall-Salvati比は1.57であり,術直後と比べ膝蓋骨高位を呈していた.膝蓋腱断裂が考えられたが痛みがなく,サポーター装着で歩行可能であったため経過観察した.以後,経過良好であったが右膝の腫脹と痛みが生じ再入院した.人工膝関節再置換術と膝蓋腱再建術を施行した
©Nankodo Co., Ltd., 2001