発行日 2001年2月1日
Published Date 2001/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001156646
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症例は86歳女性で左大腿部痛を主訴とした.80歳時に歩行中の転倒により左大腿骨頸部骨折を来たし,人工骨頭置換術を施行されたが,3年後にStaphylococcus simuransを起炎菌に感染を来たし,人工骨頭を抜去し人工股関節全置換術(THA)を行った.84歳時に左変形性膝関節症に対し人工膝関節全置換術(TKA)を行った.階段下降中に同部の疼痛が出現し,プレートの折損と骨折部の偽関節が認められ入院した.治療には難渋したが最終的に大腿骨を短縮して骨癒合を得ることができた
©Nankodo Co., Ltd., 2001