消化器癌腹膜播種の最新知見
消化器癌における腹膜播種の画像診断
小松 周平
1
,
大辻 英吾
1京都府立医科大学 消化器外科
キーワード:
腫瘍播種
,
消化器腫瘍
,
超音波診断
,
腹膜腫瘍
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
マルチスライスCT
,
拡散MRI
,
PET-CT検査
Keyword:
Positron Emission Tomography Computed Tomography
,
Digestive System Neoplasms
,
Neoplasm Seeding
,
Peritoneal Neoplasms
,
Ultrasonography
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
Diffusion Magnetic Resonance Imaging
,
Multidetector Computed Tomography
pp.915-918
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017380355
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腹膜播種は,ほかの転移形式と比べ早期に経口摂取が困難となることが問題である.診断の遅れにより,有効性の期待されるほかの治療法や化学療法レジメンを試すことなくbest supportive care(BSC)に移行せざるをえない場合がある.腹膜播種の画像診断の特徴を理解し,治療方針決定のための早期の腹膜播種の診断,治療効果の評価を行うことが重要と考えられる.本稿では,最近の消化器癌の腹膜播種の画像診断についてレビューし,今後の課題について述べる.
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