発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004194101
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膵癌は術後早期に再発することが多く,術後の定期的な理学所見の観察と画像検査から再発の有無を総合的に診断することが大切である.肝,局所,腹膜が3大再発部位で,肝転移は小転移を除けば最近は比較的早期に診断をつけることが可能で,局所再発はCTでの腹部主要血管周囲の軟部組織陰影の存在に着目して経過観察を行うが,腹膜播種は現状では画像での診断はむずかしい.一方,FDG-PETは他の画像で診断困難な転移を描出することが可能であり,今後の応用が期待されている
©Nankodo Co., Ltd., 2004