急性腹症に対する低侵襲アプローチ-適応と手技
閉塞性大腸癌 大腸ステント留置後の手術(BTS)
松田 明久
1
,
宮下 正夫
,
松本 智司
,
櫻澤 信行
,
川野 陽一
,
関口 久美子
,
山田 岳史
,
内田 英二
1日本医科大学千葉北総病院 外科・消化器外科
キーワード:
大腸腫瘍
,
腸閉塞
,
腹腔鏡法
,
緊急手術
,
自己拡張型金属ステント
Keyword:
Self Expandable Metallic Stents
,
Intestinal Obstruction
,
Laparoscopy
,
Colorectal Neoplasms
pp.833-837
発行日 2017年9月1日
Published Date 2017/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017342228
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閉塞性大腸癌は全大腸癌の約10%とまれでなく,閉塞症状により全身状態が不良であることも多い.閉塞性大腸癌の標準治療は緊急手術による腸管減圧であったが,高い術後合併症,死亡率が問題とされてきた.従来から使用されてきた経肛門的減圧管に加え,本邦においても大腸ステントが保険収載され,これらによる腸管減圧後の待機手術が急速に広まっている.本稿では,低侵襲性の観点から閉塞性大腸癌に対する治療戦略を概説する.
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