進行大腸癌に対する内視鏡外科手術の限界
進行大腸癌に対する内視鏡外科手術の限界
西川 武司
1
,
石原 聡一郎
,
渡邉 聡明
1東京大学 腫瘍外科
キーワード:
腫瘍再発
,
腫瘍侵入性
,
大腸腫瘍
,
腸穿孔
,
腸閉塞
,
腹腔鏡法
,
緊急手術
,
横行結腸
,
大腸切除
Keyword:
Intestinal Obstruction
,
Intestinal Perforation
,
Laparoscopy
,
Neoplasm Invasiveness
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Colorectal Neoplasms
,
Colon, Transverse
pp.229-233
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016126580
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2004年以降,主に海外から大腸癌に対する開腹手術と腹腔鏡下手術を比較した大規模臨床試験が報告されて,短期成績が良好なこと,長期成績が同等であることが示されてきた.こうした結果や手術手技,デバイスの進歩を受け,現在では結腸癌,直腸癌の多くが腹腔鏡下手術で治療されるようになってきている.しかし,腹腔鏡下手術では治療が困難な例も存在している.本稿では,臨床試験を紐解き腹腔鏡下手術の限界について検討する.
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