TNM分類第8版を読み解く
食道と食道胃接合部
橋本 直佳
1
,
黒川 幸典
,
森 正樹
,
土岐 祐一郎
1大阪大学 消化器外科
キーワード:
胃腫瘍
,
食道胃接合部
,
食道腫瘍
,
腺癌
,
扁平上皮癌
,
TNM分類
Keyword:
Adenocarcinoma
,
Carcinoma, Squamous Cell
,
Esophageal Neoplasms
,
Esophagogastric Junction
,
Neoplasm Staging
,
Stomach Neoplasms
pp.611-616
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017268605
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TNM分類の第8版が,国際対がん連合(UICC)とAmerican Joint Committee on Cancer(AJCC)によって改訂された.今回の第8版においては,cStageとpStageがそれぞれ異なる分類表を採用しており,cStageは扁平上皮癌と腺癌によっても異なる分類表となっている.さらに,AJCCのTNM分類第8版においては,術前治療後の症例に対するypStageが用意された.また,前回の第7版ではSiewert type IIIの食道胃接合部癌は食道癌に準じて分類することになっていたが,今回の第8版では胃癌に準じて分類するかたちに変更された.
©Nankodo Co., Ltd., 2017