食道胃接合部癌のすべて
食道胃接合部癌の姑息治療
丹黒 章
1
,
吉田 卓弘
,
古北 由仁
,
武知 浩和
,
西野 豪志
,
住友 弘幸
,
坂本 晋一
1徳島大学 胸部・内分泌・腫瘍外科
キーワード:
胃腫瘍
,
緩和ケア
,
抗腫瘍剤
,
食道胃接合部
,
食道腫瘍
,
ステント
,
腺癌
,
臨床試験
,
EBM
,
放射線化学療法
,
細胞減量手術
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Adenocarcinoma
,
Clinical Trials as Topic
,
Esophageal Neoplasms
,
Esophagogastric Junction
,
Palliative Care
,
Stomach Neoplasms
,
Stents
,
Evidence-Based Medicine
,
Chemoradiotherapy
,
Cytoreduction Surgical Procedures
pp.427-432
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015188093
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食道胃接合部の切除不能進行癌による食物通過障害,出血,疼痛に対して,姑息的治療として従来,緩和手術や減量手術,バイパス手術,ステント挿入などが行われてきた.近年,扁平上皮癌だけでなく腺癌に対しても,化学療法や化学放射線治療の効果が期待できるようになってきた.組織学的薬剤感受性予測,転移部位を含む進行状態,患者の全身状態や環境を十分考慮した個別治療選択が肝要で,栄養不良に対する栄養療法も同時に行う必要がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2015