食道胃接合部癌のすべて
食道胃接合部癌のリンパ節転移と術式選択
山下 裕玄
1
,
瀬戸 泰之
1東京大学 消化管外科
キーワード:
胃腫瘍
,
胃切除
,
腫瘍進行度
,
リンパ行性転移
,
食道胃接合部
,
食道腫瘍
,
腺癌
,
データ収集
,
リンパ節郭清
Keyword:
Adenocarcinoma
,
Data Collection
,
Esophageal Neoplasms
,
Esophagogastric Junction
,
Gastrectomy
,
Lymph Node Excision
,
Lymphatic Metastasis
,
Neoplasm Staging
,
Stomach Neoplasms
pp.383-387
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015188085
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食道胃接合部癌は,食道と胃の境界領域に位置するという解剖学的特殊性のために,食道癌として扱うべきか胃癌として扱うべきか議論がある.これまでの報告では,No.4sb,4d,5,6といった幽門側胃の壁在リンパ節への転移頻度が低く,予防的リンパ節郭清を目的とした胃全摘の必要性は限定的である.特にリンパ節転移個数の多い症例は,高頻度に再発死亡し予後不良であることが知られており,外科手術による局所コントロールには限界がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2015