直腸癌局所再発に対する治療
直腸癌局所再発に対する治療の変遷
山田 一隆
1
,
緒方 俊二
,
佐伯 泰愼
,
高野 正太
,
岩本 一亜
,
福永 光子
,
田中 正文
,
野口 忠昭
,
高野 正博
1高野会大腸肛門病センター高野病院 消化器外科
キーワード:
骨盤内容除去術
,
腫瘍再発
,
腫瘍侵入性
,
仙椎
,
直腸腫瘍
,
治療成績
,
重粒子線治療
Keyword:
Pelvic Exenteration
,
Neoplasm Invasiveness
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Rectal Neoplasms
,
Sacrum
,
Treatment Outcome
,
Heavy Ion Radiotherapy
pp.1449-1452
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017034884
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直腸癌局所再発の診断においては早期診断と進展範囲の特定が困難であったが,診断の進歩により骨盤内浸潤形式(再発形式)の診断が可能になりつつある.治療方針に関しては,根治が期待できるのは現状では根治的切除のみであり,その変遷として仙骨~下部骨盤合併切除を伴う拡大手術から始まり,現在では仙骨合併骨盤内臓全摘術などが安全に行われている.また,集学的外科治療,重粒子線治療ならびに緩和医療も有効な治療としての変遷がみられる.
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