臨床経験
胃粘膜下腫瘍に対する単孔式腹腔鏡下胃内手術の経験
浅海 信也
1
,
井谷 史嗣
,
大川 広
,
久保 慎一郎
,
中野 敢友
,
高倉 範尚
1福山市民病院 外科
キーワード:
胃腫瘍
,
胃切除
,
入院期間
,
腹腔鏡法
,
平滑筋腫
,
失血-外科
,
治療成績
,
Gastrointestinal Stromal Tumor
,
手術時間
,
トロカール
,
単孔式内視鏡手術
Keyword:
Gastrectomy
,
Length of Stay
,
Leiomyoma
,
Laparoscopy
,
Stomach Neoplasms
,
Blood Loss, Surgical
,
Treatment Outcome
,
Gastrointestinal Stromal Tumors
,
Operative Time
pp.508-512
発行日 2016年5月1日
Published Date 2016/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016298054
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著者らが胃粘膜下腫瘍に対して行なった単孔式腹腔鏡下胃内手術7例(男性4例、女性3例、平均年齢66.4歳)について検討した。その結果、1)全例、管外発育型で、U領域が6例、M領域が1例であった。平均腫瘍径は20.7mm、最終病理診断はGISTが6例、平滑筋腫が1例であった。2)平均手術時間は118分、平均出血量は12.1mlで、開腹移行例はなく、術中・術後合併症も認められなかった。尚、術後の平均在院日数は6.4日、経過観察期間の中央値は11ヵ月で、再発はみられなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2016