Acute care surgeryを学ぶ
外傷性十二指腸穿孔に対するacute care surgery
疋田 茂樹
1
,
坂本 照夫
,
山下 典雄
,
高須 修
,
高松 学文
,
宇津 秀晃
,
森 真二郎
,
下条 芳秀
1久留米大学高度救命救急センター
キーワード:
十二指腸疾患
,
手術創離開
,
X線CT
,
腸穿孔
,
腹部外傷
,
アルゴリズム
,
緊急手術
Keyword:
Abdominal Injuries
,
Algorithms
,
Duodenal Diseases
,
Intestinal Perforation
,
Surgical Wound Dehiscence
,
Tomography, X-Ray Computed
pp.1240-1244
発行日 2015年11月1日
Published Date 2015/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016142673
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外傷性十二指腸穿孔のacute care surgeryは,多種の選択肢がある.十二指腸の解剖学的特性,外傷後の病態生理が,施行する手術手技にどう影響するか,術前に施行されるinterventional radiotherapy(IVR)により,膵頭十二指腸領域の組織血流がどう変化しており,治療手段の選択にいかに影響するかを把握して,本病態の治療を行うべきである.本稿では自験例の成績をふまえた鈍的十二指腸穿孔の治療法について述べる.
©Nankodo Co., Ltd., 2015