発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016136599
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71歳男。腹痛、発熱を主訴に、他院にて急性虫垂炎を指摘されたが、脳室-腹腔(VP)シャントが留置されており加療困難とのことで当科紹介となった。当初、抗生物質による保存加療にて第13病日に軽快退院となったが、1年後に急性虫垂炎の再燃を認めたため、手術目的に再度当科を受診した。術前検査にて逆流防止弁機能付きVPシャントが正常に作動していると判断し、無処置で腹腔鏡下虫垂切除術を行った。術後経過は良好で、合併症なく第4病日に軽快退院した。
©Nankodo Co., Ltd., 2016