進行大腸癌に対する内視鏡外科手術の限界
再発大腸癌に対する内視鏡外科手術
田代 浄
1
,
山口 茂樹
,
石井 利昌
,
近藤 宏佳
,
原 聖佳
,
小倉 道一
1埼玉医科大学国際医療センター 消化器外科
キーワード:
結腸腫瘍
,
術後合併症
,
術中合併症
,
腫瘍再発
,
腫瘍播種
,
リンパ行性転移
,
直腸腫瘍
,
腹腔鏡法
,
腹膜腫瘍
Keyword:
Colonic Neoplasms
,
Intraoperative Complications
,
Lymphatic Metastasis
,
Laparoscopy
,
Peritoneal Neoplasms
,
Neoplasm Seeding
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Postoperative Complications
,
Rectal Neoplasms
pp.279-284
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016126588
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再発大腸癌に対して,慎重な症例選択により腹腔鏡手術が可能となってきた.本稿では再発大腸癌の中でも,結腸癌の吻合部再発と播種再発,直腸癌の局所再発に対する内視鏡外科手術について概説する.初回手術が腹腔鏡手術の場合,再度腹腔鏡手術を考慮するが,手術の難度は高く,再発巣の状態や術者の技量により慎重に導入すべきである.また合併症に対する周術期管理も重要であり,チームでの包括的な対応が必要である.
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