進行大腸癌に対する内視鏡外科手術の限界
肝転移,肺転移,腹膜播種を伴う大腸癌に対する内視鏡外科手術
廣 純一郎
1
,
楠 正人
1三重大学 消化管小児外科
キーワード:
肝臓腫瘍
,
腫瘍播種
,
大腸腫瘍
,
肺腫瘍
,
腹腔鏡法
,
腹膜腫瘍
,
診療ガイドライン
Keyword:
Lung Neoplasms
,
Liver Neoplasms
,
Laparoscopy
,
Peritoneal Neoplasms
,
Neoplasm Seeding
,
Colorectal Neoplasms
,
Practice Guidelines as Topic
pp.273-278
発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016126587
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
肝転移や腹膜播種を認めるStageIV大腸癌に対する腹腔鏡手術は,さまざまな原発巣や転移臓器の状況下での手術となり,原発巣および転移巣を含めた切除可能,不可能の判断を含め,十分な治療経験と腹腔鏡手術の手術手技が求められる.大規模臨床比較試験による検証がむずかしい領域であり,少なくとも腹腔鏡手術の予後改善への寄与は証明されていない.最新のガイドラインや文献による情報の把握と各施設での十分な検討のもと行われる手術である.
©Nankodo Co., Ltd., 2016