特集 小児内視鏡外科手術の術中・術後合併症と対策
腹腔鏡下噴門形成術中に消化管穿孔を起こした1例
岩出 珠幾
1
,
安福 正男
,
上林 エレーナ幸江
,
鮫島 由友
,
中尾 真
,
大野 耕一
,
久野 克也
1大阪赤十字病院 小児外科
キーワード:
胃食道逆流
,
胃瘻
,
開腹術
,
食道裂孔ヘルニア
,
食道瘻
,
腹腔鏡法
,
胃底皺襞形成術
,
胃穿孔
,
開放手術への変更
,
胸部CT
Keyword:
Fundoplication
,
Laparotomy
,
Gastric Fistula
,
Esophageal Fistula
,
Hernia, Hiatal
,
Gastroesophageal Reflux
,
Laparoscopy
,
Conversion to Open Surgery
pp.1185-1190
発行日 2020年11月25日
Published Date 2020/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/J00645.2021096781
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5歳女児。3歳時からの頻回の嘔吐を主訴に当院の小児科を受診し、CTにて食道裂孔ヘルニアと診断され、小児外科で腹腔鏡下噴門形成術が施行された。だが、術中に消化管穿孔を生じ、食道穿孔と考え、開腹下に穿孔部縫合閉鎖と噴門形成術が行なわれた。術後は上部消化管造影検査で食道裂孔ヘルニアの残存を認め、この残存している食道裂孔ヘルニアの部分に食道胃裂孔が確認されたため、食道胃瘻孔閉鎖目的で他院へ紹介となった。
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