若手外科医必読 ヘルニア手術の最前線 鼠径部ヘルニア
メッシュ修復手術
小泉 哲
1
,
佐々木 奈津子
,
宮崎 恭介
,
大坪 毅人
1聖マリアンナ医科大学 消化器・一般外科
キーワード:
外科用メッシュ
,
鼠径ヘルニア
,
ヘルニア縫合術
Keyword:
Hernia, Inguinal
,
Surgical Mesh
,
Herniorrhaphy
pp.992-997
発行日 2015年9月1日
Published Date 2015/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015377925
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Tension-freeと再発防止を目的に開発・改良されてきたメッシュを用いた成人鼠径部ヘルニア手術には多くの術式が存在するため,初学者にとっては混乱を招きやすい.これらの術式は,メッシュの挿入・固定位置から大きく4つの術式群(onlay法,plug+onlay法,bilayer法,underlay法)に分類することが可能である.鼠径部ヘルニア手術において,すべての症例に対応しうる絶対的な術式は存在しないことから,それぞれの術式の要点および長所・短所を理解し,臨機応変に最適の術式・最適のメッシュを選択できるようにしておくことが望ましい.
©Nankodo Co., Ltd., 2015