若手外科医必読 ヘルニア手術の最前線 鼠径部ヘルニア
腹腔鏡下ヘルニア修復術
和田 英俊
1
,
佐藤 正範
,
野澤 雅之
,
小野田 貴信
,
渡辺 貴洋
,
佐藤 智仁
,
松山 温子
,
椎谷 紀彦
1浜松医科大学 第一外科
キーワード:
鼠径ヘルニア
,
腹腔鏡法
,
腹膜
,
アブレーション技術
,
ヘルニア縫合術
Keyword:
Hernia, Inguinal
,
Laparoscopy
,
Peritoneum
,
Ablation Techniques
,
Herniorrhaphy
pp.998-1003
発行日 2015年9月1日
Published Date 2015/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015377926
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腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術は,成人鼠径部ヘルニアに対して腹腔鏡下に鼠径部全体の腹壁をtension-freeで修復する手術である.この手術は技術の難易度が比較的高く,ラーニングカーブが長いことが報告されており,腹腔内からみた鼠径部の解剖を十分に理解し,腹腔鏡手術による繊細な手技に習熟することが重要である.今回,腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術について若手外科医が知っておくべき基本的知識について述べる.
©Nankodo Co., Ltd., 2015