最新のヘルニア手術-アプローチから修復まで
鼠径部ヘルニア 鼠径ヘルニア メッシュを用いた修復 Bilayer patch device法
大坪 毅人
1
,
宮島 伸宜
,
福永 哲
,
月川 賢
,
中野 浩
,
朝倉 武士
,
宮崎 恭介
1聖マリアンナ医科大学 消化器・一般外科
キーワード:
外科用メッシュ
,
鼠径ヘルニア
,
ヘルニア縫合術
Keyword:
Hernia, Inguinal
,
Surgical Mesh
,
Herniorrhaphy
pp.622-626
発行日 2012年6月1日
Published Date 2012/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012281380
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成人の鼠径部ヘルニアの修復術においてbilayer patch deviceは、腹膜前腔からmyopectineal orifice全体を補強し、さらにonlay patchにより内腹斜筋の外側である鼠径管後壁、内鼠径輪を含む外側三角を広く補強する方法である。特に腹膜前腔の補強のため、後壁はヘルニア嚢に連続する腹膜と腹膜前筋膜深葉の間を、後壁以外は腹膜前腔である腹膜前筋膜深葉と浅葉の間を剥離しなければならない。
©Nankodo Co., Ltd., 2012