門脈枝塞栓術・結紮術のすべて
門脈枝塞栓術に必要な解剖と画像診断
東 孝暁
1
,
林 洋光
,
別府 透
,
馬場 秀夫
1熊本大学 消化器外科
キーワード:
局所解剖学
,
肝硬変
,
肝臓腫瘍
,
塞栓術
,
門脈
,
黄疸-閉塞性
,
Glisson鞘
,
腹部CT
,
肝円索
Keyword:
Round Ligament of Liver
,
Anatomy, Regional
,
Embolization, Therapeutic
,
Liver Cirrhosis
,
Liver Neoplasms
,
Portal Vein
,
Jaundice, Obstructive
pp.878-881
発行日 2015年8月1日
Published Date 2015/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015292126
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肝悪性腫瘍に対する肝切除は,根治性の高い治療手技である.門脈枝塞栓術(portal vein embolization:PVE)は大量肝切除を施行するにあたり,非塞栓側の肝実質の肥大化,肝機能向上を目的として術前に行われる手技の一つである.安全かつ適切にPVEを施行するためには門脈系の解剖はもとより,特殊な病態下での解剖の変化を熟知しておく必要がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2015