臨床と研究
大腸癌肺転移の検討
中尾 健太郎
1
,
佐原 力三郎
1地域医療機能推進機構東京山手メディカルセンター 大腸肛門病センター
キーワード:
Carcinoembryonic Antigen
,
大腸腫瘍
,
肺腫瘍
,
肺切除
,
無病生存
,
ビデオ下胸腔鏡手術
,
Kaplan-Meier法
Keyword:
Carcinoembryonic Antigen
,
Lung Neoplasms
,
Pneumonectomy
,
Colorectal Neoplasms
,
Disease-Free Survival
,
Thoracic Surgery, Video-Assisted
,
Kaplan-Meier Estimate
pp.313-317
発行日 2015年3月1日
Published Date 2015/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015199771
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当センターで経験した大腸癌肺転移32例を切除群9例と非切除群23例に分け、その治療成績を比較検討した。その結果、原発巣切除後、転移巣切除後のOSは、ともに切除群で有意に良好であった。肺転移確認時のCEA値は切除群のほうが有意に低く、またDFIは有意に長かった。DFIが長い症例ではOSが良好であり、特に非切除群では有意な相関関係が示された。
©Nankodo Co., Ltd., 2015