発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2017101287
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食道胃接合部癌は欧米ではSiewert分類でtype I~IIIまで細分類されており、腫瘍の中心がesophagogastric junction(EGJ)から1~5cm食道側にあるものはtype I、EGJから食道側1cm、胃側2cmの範囲に腫瘍の中心が存在するものはtype II、EGJから2~5cm胃側にあって食道浸潤陽性の場合がtype IIIである。EGJから2~5cm胃側に中心があっても、食道浸潤がなければEGJ carcinomaではなくgastric carcinomaとされる。食道胃接合部癌とEGJ carcinomaの違い、Barrett腺癌、Siewert分類type III、Siewert分類type II・食道胃接合部腺癌における選択術式について述べた。
©Nankodo Co., Ltd., 2017