食道胃接合部癌のすべて
食道胃接合部癌の切除断端距離
峯 真司
1
,
佐野 武
,
渡邊 雅之
,
布部 創也
,
比企 直樹
,
熊谷 厚志
,
西田 康二郎
,
大橋 学
,
山口 俊晴
1がん研究会有明病院 消化器外科
キーワード:
胃腫瘍
,
胃切除
,
食道胃接合部
,
食道腫瘍
,
食道切除
,
腺癌
Keyword:
Adenocarcinoma
,
Esophageal Neoplasms
,
Esophagogastric Junction
,
Gastrectomy
,
Stomach Neoplasms
,
Esophagectomy
pp.388-391
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015188086
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食道胃接合部癌に対するアプローチや術式を考慮する際には,適切なリンパ節郭清範囲と同様に適切な断端距離を確保することが重要である.近位側断端,遠位側断端,剥離断端と3種類の断端があり,いずれも重要である.特に近位側断端は欧米では10cm以上必要といわれているが,われわれの検討では経食道裂孔的な下部食道胃全摘においては,標本上2cm(in vivoでは3cm)の近位側断端距離があれば十分ではないかと考えられた.
©Nankodo Co., Ltd., 2015