食道胃接合部癌のすべて
食道胃接合部癌の内視鏡治療
田中 泰敬
1
,
小野 裕之
,
田中 雅樹
,
川田 登
,
角嶋 直美
,
滝沢 耕平
1静岡県立静岡がんセンター 内視鏡科
キーワード:
胃鏡法
,
胃腫瘍
,
食道胃接合部
,
食道鏡法
,
食道腫瘍
,
腺癌
,
治療成績
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Adenocarcinoma
,
Esophageal Neoplasms
,
Esophagogastric Junction
,
Esophagoscopy
,
Gastroscopy
,
Stomach Neoplasms
,
Treatment Outcome
pp.392-397
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015188087
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食道胃接合部癌の増加や内視鏡治療技術の発展に伴い,食道胃接合部癌に対して内視鏡治療を行う機会は増えているが,治療の適応や治癒基準について明確なコンセンサスは得られていないのが現状である.自験例において,『胃癌治療ガイドライン』に準じて内視鏡治療の適応を決定し治癒判定を行ったところ,治癒基準を満たす症例では良好な成績が得られた.内視鏡治療は食道胃接合部癌に対しても有用と考えられるが,治療の適応・治癒基準を確立させるためには,多施設で症例を集積し,より詳細な検討を行うことが必要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2015