肝胆膵領域における術前ストラテジー 手技各論
術前胆道ドレナージ法の実際 経内視鏡的アプローチ
加藤 厚
1
,
清水 宏明
,
大塚 将之
,
吉富 秀幸
,
古川 勝規
,
高屋敷 吏
,
久保木 知
,
高野 重紹
,
岡村 大樹
,
鈴木 大亮
,
酒井 望
,
賀川 真吾
,
露口 利夫
,
酒井 裕司
,
杉山 晴俊
,
横須賀 收
,
宮崎 勝
1千葉大学 臓器制御外科学
キーワード:
カテーテル法
,
病的狭窄
,
術後合併症
,
膵炎
,
ステント
,
胆管炎
,
内視鏡的逆行性胆道膵管造影
,
胆道疾患
,
超音波内視鏡検査
,
内視鏡的括約筋切開術
,
胆道ドレナージ
,
黄疸-閉塞性
,
管腔内超音波診断
,
内視鏡的胆道ドレナージ
Keyword:
Cholangiopancreatography, Endoscopic Retrograde
,
Cholangitis
,
Catheterization
,
Biliary Tract Diseases
,
Constriction, Pathologic
,
Pancreatitis
,
Postoperative Complications
,
Stents
,
Sphincterotomy, Endoscopic
,
Endosonography
,
Jaundice, Obstructive
pp.1246-1252
発行日 2014年11月1日
Published Date 2014/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015042067
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閉塞性黄疸を有する症例に対する術前胆管ドレナージは,経皮経肝的ドレナージや外科的ドレナージに比較し低侵襲で安全性が高いことから,内視鏡的アプローチが第一選択のドレナージ方法として施行されている.術前胆管ドレナージを施行するうえで注意すべき点は,肝胆膵領域の解剖や肝胆膵悪性腫瘍の手術適応や手術術式を考慮しながら,安全かつ適切にドレナージを行うことが重要である.また,超音波内視鏡下胆管ドレナージなどの新しい治療手技が開発され,今後内視鏡的胆管ドレナージのさらなる発展が期待される.
©Nankodo Co., Ltd., 2014