特集 結石除去を極める
総胆管結石の画像診断と標準的治療戦略
安田 一朗
1
,
小林 才人
,
高橋 孝輔
,
南條 宗八
,
三原 弘
,
梶浦 新也
,
安藤 孝将
,
田尻 和人
,
藤浪 斗
1富山大学 大学院医学薬学研究部内科学第3講座
キーワード:
画像診断
,
出血
,
超音波診断
,
膵炎
,
抗血栓剤
,
総胆管結石症
,
胆管炎
,
内視鏡的逆行性胆道膵管造影
,
アルゴリズム
,
超音波内視鏡検査
,
内視鏡的乳頭括約筋切開術
,
磁気共鳴胆道膵管造影
,
患者重症度
,
管腔内超音波診断
,
腹部CT
Keyword:
Endosonography
,
Hemorrhage
,
Ultrasonography
,
Fibrinolytic Agents
,
Cholangitis
,
Cholangiopancreatography, Endoscopic Retrograde
,
Algorithms
,
Sphincterotomy, Endoscopic
,
Pancreatitis
,
Diagnostic Imaging
,
Patient Acuity
,
Choledocholithiasis
,
Cholangiopancreatography, Magnetic Resonance
pp.1601-1607
発行日 2019年11月25日
Published Date 2019/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/J02312.2020117086
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総胆管結石は無症状であっても治療の対象となるため、臨床経過、血液所見などから総胆管結石が疑われた場合には、超音波検査、CT、MRI、超音波内視鏡、内視鏡的逆行性膵胆管造影法といった画像診断を状況に応じて行い、結石を確認したら治療を検討する。総胆管結石の治療は、現在多くの施設において内視鏡的乳頭括約筋切開術とこれに引き続き行う内視鏡的結石除去術が第一選択とされている。しかし、治療のタイミングや手法は患者や結石の状態に応じて検討する必要があり、従来、治療困難とされてきた結石症例に対しても、近年さまざまな治療手技が開発されている。
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